6F

6F イベントホール

5.17WED-22MON
入場無料・展示販売

プレミアムアート
コレクション

新たな潮流を生む気鋭から、東西の大家まで。幅広いジャンルにわたる50余名のアーティストの作品を。

●10時~19時、最終日は17時閉場
◎掲載は順不同。◎掲載作品のほかにも多数出品します。

Spider-Man

MR. BRAINWASH

1966年生まれ。バンクシーの初監督ドキュメンタリー映画への出演をきっかけに、その名を知られるようになり、古着屋オーナーからグラフィティアーティストへ転身した異色の天才。ウォーホルの再来とも、バンクシー以来の大物とも言われています。

「Spider-Man」(2020年、紙・シルクスクリーン・ミクストメディア、96.5×127cm)税込4,510,000円

Ruth Smoking 4

JULIAN OPIE

1958年生まれ。シンプルな線と色彩で対象の要素を単純化した“省略の美”。日本美術に造詣が深く、輪郭を強調した描線は浮世絵から着想を得ています。本作品は最小限のディテールによって人物のリアルな存在感を感じさせる、代表的なポートレートシリーズ。

「Ruth Smoking 4」(シルクスクリーン、120×80cm、AP9/11)
税込3,300,000円

SHIRIAGARI KOTOBUKI

1958年生まれ。人気漫画家であり、絵画、映像、インスタレーションに至るまで、多方面に創作の幅を広げる現代アーティスト。本展ではアクリル画、墨絵、画面をこんがりと焼きあげることで劣化の美しさを追求した焼き絵など、様々な技法の作品10余点を展示します。

A.「BALDING MAN 01」(2010年、キャンバス・アクリル、74×74cm)
税込715,000円
B.「ドライブ」(2015年、紙・墨・金箔、94×94cm) 税込220,000円
C.「オヤジテレビOK」(2021年、板焼き絵、59×41.5cm) 税込220,000円

No.021216-B

IWASAWA ARIMICHI

1958年生まれ。平面、映像、インスタレーション、空間演出など、観る者の想像を超えた様々な手法や素材を用いて、国内外で発表を続ける気鋭の現代美術家。自然を考察し、宇宙をテーマにした壮大な芸術観が、本作品からも伝わってきます。

「No.021216-B」(アクリル板・アクリル絵具、66×66cm) 税込308,000円

奈良 美智

TADA SATOSHI

1978年生まれ。絵本の中に迷い込んだような温もりある作風が人気。本作品に描かれている“ルルー”は、ナイトメア(悪夢を見せる魔物)として生まれながら宿命に抗って、人がよい夢を見られるように優しく包み込んでくれる守り神。その眼差しに吸い込まれそうに。

「見つける(7)」(アクリル、7号)税込198,000円

Ferrari 458 Italia

WATANABE AKIRA

1957年生まれ。自動車誌「CAR and DRIVER」の表紙絵をはじめ、自動車メーカーのカレンダー、模型のボックスアート、広告やキャラクター制作など多岐にわたって活躍。エンジン音や振動まで伝わってきそうな緻密にしてダイナミックな作品を。

「Ferrari 458 Italia」(ジークレー版画、33×44cm、限定50部)
税込110,000円

パンを持つ少女

FOUJITA TSUGUHARU

1886~1968年。日本から単身パリへと渡り、日本画の技術を油彩画に取り入れた独自の画風を確立し、世界中で愛されたエコール・ド・パリの寵児。柔らかく繊細な描線や色彩が印象的な本作品をはじめ、本展では初期から晩年までの版画作品を集めます。

「パンを持つ少女」(1964年、リトグラフ、51×35cm、限定100部、ブイソン証明付き)税込2,750,000円

LA RIVIÈRE CALME(穏やかな川)

MAURICE DE VLAMINCK

1876~1958年。絵を独学し、20世紀初頭にマティスやドランらとともに、フォービスム(野獣派)で一世を風靡。スピード感のある筆致と重厚な色調を用いた叙情的な作風で人気を集めました。本作品は晩年の穏やかな心の内が表現されているかのような秀作です。

「LA RIVIÈRE CALME(穏やかな川)」(1953年頃、油彩、60×73cm、ウイルデンスタイン鑑定証付き)税込19,800,000円

チューリップ

PAUL AIZPIRI

1919~2016年。静物、風景、人物などの親しみやすい具象絵画で知られ、戦後フランスを代表する人気作家。豪快な筆致と鮮やかな色彩で、歓びに満ちた世界を描き続け、日本にも多くのファンがいます。本作品も大胆にデフォルメされたアイズピリらしい一作。

「チューリップ」(油彩、F4号、鑑定書付き) 税込5,500,000円

赤いバラ

ANDRE COTTAVOZ

1922~2012年。20世紀フランス画壇を代表する作家の一人として、フサロらとともにリヨン派新具象を形成。単純化したフォルム、柔らかな中間色の絵具をこってりと厚塗りする独自の技法によって、彫刻のような奥行き、重厚な存在感を放ちます。

「赤いバラ」(油彩、4号)税込1,870,000円

真珠の首飾り

BERNARD CHAROY

1931年生まれ。流れるようなリズミカルなタッチと繊細な色彩で描く、清楚で美しいパリジェンヌたちの絵で知られています。透き通るような白く柔らかい肌、笑顔を向け、こちらを見つめる優しい眼差しが、見る者を夢中にさせ、うっとりと幸せな心地に。

「真珠の首飾り」(油彩、8号)税込2,970,000円

緑の風

SERGE LASSUS

1933年生まれ。シンプルな形や色によって耽美主義を追求。馬はその代表的モチーフで、古代の壁画を思わす、どこか神秘的な雰囲気をもちます。本作品は馬と人が一息ついている静かな光景に心が和み、陽光の暖かさや吹く風の心地よさまで伝わってくるようです。

「緑の風」(油彩、6号)税込880,000円

朝陽

HIRAI TOSHIAKI

1947年生まれ。牧場に通い、乗馬に興じて、馬の優しさや荒々しさを知り、いくら描いても尽きない魅力を探究。馬の絵をライフワークとした師・中畑艸人から、その志と躍動感や疾走感のある画風を継承し、写実主義を貫く力強い筆致で見る者を圧倒します。

「朝陽」(油彩、10号)税込770,000円

瀧下 和之

ÉMILE GALLÉ

1846~1904年。アールヌーヴォーを代表するガラスの詩人。植物学や生物学の知識、様々な技法を駆使しながら新しい表現を模索し、生活工芸品だったガラスを美術の領域へと引き上げました。本作品は蘭の花に見立てたガラスを溶着させ、多色のエナメルで蘭を描いた晩年のものです。

「エナメル彩蘭文 Service d'eau」(1900年頃、サリッシュール・アプリカシオン・エッチング・エナメル彩・金彩、水差し:高さ19.7cm)税込3,630,000円

ほたる みずぐるま

YOKOYAMA TAIKAN

1868~1958年。朦朧体(もうろうたい)と呼ばれる、線描を抑えて色の濃淡で表現する技法を生みだして、日本画の世界に革命をもたらし、海外でも高く評価されている重鎮。二対の本作品は抑えた描写の中にも、ほのかな光が見え、水流の音が聞こえるような臨場感があります。

「ほたる みずぐるま」(1909年、双幅、各35.7×58cm、記念館登録 こ第129号)税込5,500,000円

山村浅春

KAWAI GYOKUDO

1873~1957年。円山・四条派と狩野派を見事に融和させ、伝統的な山水画から近代的な風景画へと独自の画風を展開した、近代日本画壇の巨匠。写実的で情趣豊かな日本の風景は玉堂芸術の真骨頂であり、最晩年の本作品も幽玄な自然とそこに生きる人々の姿が郷愁を誘います。

「山村浅春」(1953~57年頃、紙本・岩彩、47×58cm、共箱·東美鑑定証付き)税込8,800,000円

麒麟童子

YAMASHITA TAKAHARU

1974年生まれ。大胆な構図、鮮烈な色彩によって花や静物、風景などを描くとともに、宮沢賢治の世界観に着想を得たノスタルジックな作品群も人気。故郷である熊本の可愛らしいという意味をもつ言葉から“muzorashica(むぞらしか)”シリーズと名づけています。

「麒麟童子」(2023年、日本画、M10号)税込550,000円

幽明の境にて

DOBUCHI MAI

1991年生まれ。自然の潮流にある生命をあるがままに描いて、そして問いかける―。たくさんの花々に包まれた本作品では、穏やかな色調や柔らかな線に人々の心や生命の美しさや儚さを重ね合わせ、“花は私たちに何を語るのだろうか”と。

「幽明の境にて」(2023年、日本画、8号)税込158,400円

薄花桜

MATSUBARA MAI

1991年生まれ。岩絵具のもつ純粋な美しさに魅了され、日本古来の空間美を意識しながら、具象的な要素をそぎ落とし、純粋な色彩によって空間抽象表現を目指しています。本作品の薄花桜とは薄い青紫色のこと。舞い落ちる花弁が風に溶けて、空に色を移すかのよう。

「薄花桜」(2023年、日本画、4号)税込104,500円

MUNAKATA SHIKO

1903~1975年。板の命を彫り出す芸術として“板画”という字を用い、1956年にベネチア・ビエンナーレで日本人初の国際版画大賞を受賞した、20世紀を代表する板画家。本展では生誕120年を記念し、約20点の作品でその足跡をたどります。

A.「二菩薩釈迦十大弟子 普賢菩薩の柵」(1948年、板画、94.5×30.3cm、棟方志功鑑定委員会シール付き)税込16,500,000円
B.「歌々板画柵 吾妹の柵」(1956年、板画・彩色、33.4×31.8cm、棟方志功鑑定委員会シール付き)税込5,500,000円
C.「なでしこ妃の柵」(1971年、板画・墨彩、23×22cm、棟方志功鑑定委員会シール付き)税込7,700,000円

山城あらし山吐月橋

KATSUSHIKA HOKUSAI

1760~1849年。世界で最も有名な日本人画家と称して過言でなく、アメリカLIFE誌で “この1000年で最も重要な人物100選”に日本人で唯一選出されたほど。本作品は傑作『冨嶽三十六景』とほぼ同時期に制作した『諸国名橋奇覧』シリーズのひとつで、桜が咲く嵐山の渡月橋を描いています。

「山城あらし山吐月橋」(1833~34年頃、浮世絵版画、24.1×37cm)
税込7,700,000円

金閣寺

UTAGAWA HIROSHIGE

1797~1858年。名作『東海道五十三次』などの風景画で絶大な人気があり、また、西洋でのジャポニスムの火付け役の一人として、ゴッホやモネにも大きな影響を与えました。本作品は『京都名所之内』シリーズから、金閣寺と衣笠山を対に、豪奢にして静寂な世界を表現したものです。

「金閣寺」(1834~36年頃、浮世絵版画、23×36.5cm)税込880,000円

京都 四条夕すずみ

HIROSHIGE Ⅱ

1826~1869年。師である初代の画風や広重イズムを最も忠実に受け継いだと言われ、名所絵の絵師として活躍。本作品は『諸国名所百景』シリーズのひとつで、江戸時代に鴨川の浅瀬や中洲に床机を並べたのが始まりとされる京都の夏の風物詩、納涼床を描いています。

「京都 四条夕すずみ」(1859年、浮世絵版画、34.8×23.8cm)
税込1,650,000円

風流近江八景 晴嵐

KIKUKAWA EIZAN

1787~1867年。幕末の美人画は英山から始まったとも言われる、知られざる美人画の名手。巨匠 喜多川歌麿の亡き後、気品高い武家の姫や愛らしい町娘、艶やかな遊女まで、様々な女性たちを描いて、後年に影響を与えました。菖蒲の花を生ける姿が今の季節に飾りたくなる作品です。

「風流近江八景 晴嵐」(1809~13年頃、浮世絵版画、36.7×24.5cm)
税込660,000円

ART DAIMARU