〈Tatsunori Sato タツノリサトウ〉日本酒発祥の地、奈良から世界に向けて発信。日本酒とカカオが奏でるこのうえないマリアージュ。

大丸松坂屋オンラインストアで数量限定販売

日本酒「風の森」に魅了されたショコラティエが、
どうしても作りたかったボンボンショコラ。

  • スウェーデンの家族
  • スウェーデンの景色の写真

株式会社Chocolate Times
代表取締役/シェフショコラティエ 佐藤 辰則さん

  • 佐藤さん
  • 奈良ショップ内観

佐藤さんは宮城県出身。小さい頃からチョコレート菓子が好きで、幼稚園のアルバムに「将来はビックリマンチョコ屋さんになりたい」と書いていたほど。当時は製菓の仕事に興味がなく、都会に憧れて東京の大学に進学します。大学卒業後、就職した会社をすぐに辞めてしまい、ふらふらしていたところ、チョコレートショップの販売員の募集を見つけます。おもしろそうだと思って応募し、面接に行くと、ほかにも大勢の応募者が。期待はしていませんでしたが、なぜか佐藤さんだけが採用されます。

金髪にピアスだけど、「ほんとに僕でいいんですか?」
じつは、とことん熱中する典型的なB型です。

チョコレートについての知識はほとんどなく、販売員として入社した佐藤さん。採用された理由をあとから聞くと「若かったから」。しかし、勉強するうちにスイーツのとりこに。チョコレートショップに勤務しながらスイーツライターとしても活動するうち、取材で訪れた東京・三鷹のパティスリー ショコラティエ〈マ・プリエール〉の猿舘シェフが作り出すチョコレートの世界に心を奪われ、自分も作り手になってみたいという気持ちが芽生えます。お菓子作りの基礎を学ぶため、休職して一年間、辻調理師専門学校の製菓コースへ。授業が終わると〈マ・プリエール〉へ向かい、オーナーシェフの猿舘さんに教わりました。クーベルチュールチョコレートを100種類以上扱っている猿舘さんからの「人よりチョコレートを食べて、味わいと香りを頭の中にストックする」という教えを実践し、味をインプットしているおかげで、素材に合ったチョコレートのレシピがイメージできるようになっていました。

運命的な出会いから十数年。
まさかの展開に、「ほんとにいいんですか!?」

  • 酒樽
  • 油長酒造の社長との写真

    ▲油長酒造 山本社長と。御所市 風の森にて

  • 奈良のショコラトリー

その後、佐藤さんは東京で研鑽を積み、自身のチョコレートブランドを作ろうと決意。はじめて飲んだ奈良のお酒、油長酒造の「風の森」のおいしさが忘れられず、「風の森」を使ったボンボンショコラを作りたいという思いをずっと抱いてきました。日本酒にも精通するようになり、日本酒のソムリエと言われる唎酒師の資格を取得します。じつは10年ほど前から油長酒造にコラボレーションを何度も提案していましたが、相手にされません。最後に自分が作ったチョコレートを食べてもらい、それでもダメなら諦めようと決心し、奈良県御所市の油長酒造へ。ところが、社長にチョコレートを渡すととても気に入られ、日本酒をふるまわれるなど、一気に打ち解けた間柄に。社長からは「何度断ってもめげなかったし、ガッツがある。何よりチョコレートがおいしかった。「風の森」の良さを引き出してくれてうれしい」という言葉が。帰り際に「もしよかったらこの敷地内に店を出さないか?」と提案されて、ますますびっくり。古民家倉庫を改装し、2025年2月、日本酒とカカオのペアリングが楽しめる、心地よいショコラトリーができあがりました。

自分の名前をブランド名に。
「恥ずかしいけど、これでいいの?」

  • kazenomori5
  • 佐藤さんイラスト

佐藤さんは自分のブランドを立ち上げる際、友人のショコラティエにネーミングを相談しました。「佐藤さんの名前がいいよ」と言われ、「恥ずかしすぎる」と思いましたが、熱く説得され、実名の〈Tatsunori Sato〉に決定します。パッケージにも使われているブランドイメージのイラストは、イラストレーターのuca Uさん作。彼女のファンだった佐藤さんがDMを送って実現しました。突然で嫌がられるかなと心配していたそうですが、すぐに返事が来て「チョコレートのブランドと仕事をするのが夢だった!」と意気投合。ブランドのテーマ「暮らしにショコラで癒しを」にもぴったりマッチしています。

日本酒のすばらしさを、すばらしい奈良の食材を、
ショコラとともに世界にひろめたい。

  • 受賞
  • 和橘

▲2024年に続き、2025年には「風の森ショコラ」を奈良産の大和橘を使ったボンボンショコラとともにICAに出品し、
世界大会でシルバーと特別賞をダブル受賞しています。

佐藤さんは以前から、自身のブランドのスペシャリテは日本酒でと決めていました。まわりからは反対されましたが、自分が信じるもので勝負したいと思い、日本酒「風の森」を使ったボンボンショコラを世界最大と言われるチョコレートの品評会、ICA(インターナショナルチョコレートアワード)2024に初出品。世界大会でシルバーと特別賞をダブルで受賞しました。さらなる目標は、毎年パリで行われる、世界最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ・パリ」へ「風の森ショコラ」をつれて行くこと。世界中の人たちに、自身が味わった奈良の食文化の感動をショコラにのせて伝えたい。佐藤さんの思いは全世界へとひろがっています。

大丸松坂屋オンラインストアで数量限定販売!

バレンタインに向けてぜひ味わっていただきたいのが、ICAで受賞し、話題になった『サケ ジャポネ カゼノモリ』。フルーティーで豊かな風味を持つ「風の森」を使ったボンボンショコラは、同じ発酵食品のチョコレートとのマリアージュでおいしさが2倍から3倍にも。ひと粒ずつ異なる味わいを詰め合わせたショコラのセットや、噛むほどにバニラの香りが広がるアマンドショコラなども販売します。
どうぞこの機会にお試しください。

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