有田はみかんだけじゃない!
フルーツ王国・和歌山の食材が、味わい豊かなジェラートに変身!
〈もぎたてありだ〉株式会社 サカモト
代表坂本 孝利さん
和歌山ってどこ?縁もゆかりも、行ったこともない!
坂本さんは群馬県出身。高校、大学と農業関係の学校へ進み、東京の農業資材を扱う会社へ就職しました。8年前に農薬や肥料を扱う和歌山の農業関連企業へ出向を命じられ、有田市へ。はじめての土地で何もわからない状態でしたが、やがて地元の人が親身になって世話を焼いてくれるように。農家さんと会話をすることも増えて、地域の農業のようすがだんだんわかるようになってきました。
農家さんの負担を減らしたい。
当時珍しかったドローンで、肥料を散布。
坂本さんは農家さんとの会話の中から、農薬や肥料の販売だけでなく、アフターフォローが必要だと気付きます。そこで、当時はまだ珍しかったドローンの操縦を学び、田んぼや畑に肥料などの散布をはじめます。作業時間が短縮され、重労働から解放されたと農家さんから喜ばれ、地元の人とのつながりがますます深くなっていきます。そうして有田に愛着が湧いた頃、会社から出向解除の命が。東京の会社へ戻るようにといわれます。
和歌山から離れたくない。
ここで事業を立ち上げよう!
和歌山で友人もたくさんでき、充実した毎日を送っていた坂本さんは、このまま有田に居ようと思い、会社を辞めて独立します。今まで行っていたドローンによる薬剤散布に加え、ドローン本体の販売代理店をはじめます。さらに、農家さんからイノシシやシカの被害が多く困っていると聞き、狩猟免許を取り、地元の猟友会に入会。散弾銃をかかえ土日は猟に出かけることも。有田での生活はより地域に密着したものになりました。そんな中、農家全体が直面している問題を知ります。それは、せっかく育てた野菜や果物が、大きさの不ぞろいや形が悪いなどの理由で出荷基準を満たさず廃棄されている、食品ロスの問題でした。
食品ロスを減らしたい。
果物をたっぷり使って、ジェラートに生かそう!
例えば販売できない規格外のみかんは、ジュースになっても賞味期限が設けられています。坂本さんは賞味期限がなく、まわりが取り組んでいないジェラートを作ってはどうかと考えました。和歌山は、年中おいしい果物が豊富。ジェラートなら子供から大人まで楽しめます。さっそく独学でジェラート作りを開始。ジェラートを扱うお店に食べに行って質問したり、機械メーカーの担当者に尋ねたりして情報を仕入れ、試行錯誤の日々が続きます。そして2024年、いよいよジェラートショップがオープン。店名の〈もぎたてありだ〉は、地域のお祭りイベントで、農家の友人たちと出店したスイーツショップの店名をそのまま使いました。
ジェラートを通して、和歌山の農作物のすばらしさを伝えたい!
そして全国へ広めたい!
規格外になった農作物には、地元でとれるみかんはもちろん、まりひめやびわ、キウイ、ブルーベリー、いちじく、柿、山もも、じゃばらなどの果物に、とうもろこしや枝豆、お茶、玉ねぎなども。坂本さんは以前から料理をして食べることが好きだったため、自分がおいしいと思う素材を組み合わせてメニューを考えています。今までに60~70種類をジェラートに加工しました。最近では農家さんから「こんな作物で作れない?」と相談されることも。できたジェラートは、訪れたお客さんに試食してもらっています。あるサイトの口コミ欄は、「試食がたくさんあって良かった」が大半らしいのですが、普段選ばない味も試してもらうことで、食材を好きになってもらうきっかけになればと思って続けています。
和歌山=みかんのイメージを覆す!
本店以外にも和歌山駅前で定期的にポップアップショップを開くなど、知名度とファンが広がり続けている〈もぎたてありだ〉。イベントや催事の出店以外にも、学校でのジェラート作り体験や、飲食店に向けたジェラート販売、OEMにも積極的です。今後はさらに和歌山の豊富な農作物の魅力を発信するため、県外や都心のレストランなどへ向けて、和歌山産のジェラートを広めていきたいと考えています。
大丸松坂屋オンラインストアで数量限定販売!
和歌山産の果物を使った「有田みかん」「レモンソルベ」「ももソルベ」に、濃厚な「ピスタチオ」、アーモンドやカシューナッツなどナッツをふんだんに使った「森の木の実」、定番の「ミルク」の6種類が入ったセットをご用意しました。
果実味あふれる爽やかなおいしさを、この機会にぜひお楽しみください。
