大丸松坂屋オンラインストアで毎月15日から数量限定販売
一人ひとりの個性が輝く、
創作オリジナルクッキー。
〈クッキー工房 ブルーベリー〉
神戸市北区鈴蘭台にある「社会福祉法人ゆうわ福祉会 就労継続支援B型事業所 北むつみ」の作業所の中の製菓部門。
約15名のメンバーさんみんながアイデアを出し合い、力を合わせ、形にするクッキーは、
神戸ふれあい工房や地元のJA、めぐみの郷などで販売中。
"個"に寄り添い、
力をいかす就労継続支援事業所。
兵庫県で最初に開設された、心に病を持つ方たちのための共同作業所が「北むつみ」。その後法人化され、現在「社会福祉法人ゆうわ福祉会 就労継続支援B型事業所 北むつみ」として運営されています。ここでは、ストレスに過敏で日常生活が難しい約30名のメンバーさんが在籍。ご本人と相談をしながら、3つの部門「手工芸・内職」、「製菓」、「弁当」に分かれ働いています。就労時間は9時から15時。ですが、午前だけ、午後だけ、また通所に使うバスの時間に合わせて、など人によりさまざま。また、ほかの仕事もしたい、という希望者はかけもちもOK。「北むつみ」で、製菓部門の職員として働く前田 淳子さんは「働く楽しさ、やりがいを実感してもらうことが大事です」と言います。
それぞれの覚え方で、
"できること"をとことん。
作業所の朝は、ラジオ体操から始まります。その後、ミーティングでその日の仕事内容を確認し、それぞれの仕事に就きます。
製菓部門は〈クッキー工房 ブルーベリー〉という名の通り、メインとなるのはクッキーづくり。計量、生地の仕込み、成型、焼きなど製造はもちろん、袋詰めやシール貼り、イラスト描き、納品などすべてを担当。最初は、前田さんをはじめとする職員の方と一緒に動くことで仕事を覚えてもらいます。目で見て覚える人、耳で聞いて覚える人、文字を読んで覚える人、など覚え方もそれぞれ。前田さんたちは、メンバーさんと行動をともにすることでどの方法が合うのかを見極めるそう。「得意なこと」をやってもらうことで楽しく仕事を進めます。
"教える"ことを学ぶ。
対等の立場で切磋琢磨。
前田さんは、以前在宅介護支援センターで働いていましたが、職を離れ町のケーキ屋さんに勤めたことがあるそう。当時、製菓の専門学校に通いながら、焼き菓子を中心としたお菓子づくりに関わっていました。その後、北むつみに入職。最初は弁当部門にいましたが異動。
製菓経験をいかし、メンバーさんに「教える」立場になりました。この時、「伝える」ことの難しさを痛感したという前田さん。
感覚的に身につけた仕事の内容を"言語化"し、相手に伝える。ところが、意味がわからない。と返される。前田さんは伝え方を学ぶため、再びお菓子教室へ通ったそう。「北むつみ」で働き始めて約15年、メンバーさんが上手なこともたくさん。自由な発想から出てくるアイデアを真似させてもらうこともあるといいます。「メンバーさんがいきいきと働ける環境」を大事にしつつ、持ちつ持たれつの関係で今日も焼き菓子づくりに精を出します。
"プロの手"を借りて、
さらにパワーアップ!
〈クッキー工房 ブルーベリー〉では、兵庫県のアドバイザー支援制度を利用し、プロのパティシエから焼き菓子づくりを学ぶ機会を設けているそう。「プロの目でしっかりチェックしていただいているので、お菓子のクオリティーには自信があります!」という前田さんは、作業所のクッキーを町のいちお菓子屋さんとして楽しんでもらいたい。と考えます。「梅雨」というキーワードをもとに、メンバーさんたちがアイデアを出し合い、クッキーをデザイン。大丸松坂屋のオンラインストアで、2月のネコの日にクッキーを販売したことがメンバーさんたちにとってもいい刺激になったといいます。クッキーを前にした時のドキドキと、蓋を開けた瞬間のワクワク、そして食べておいしいウキウキ感も一緒にお客様に届ける「あめふりぴょんたのおたのしみ」。どうぞこの機会にお試しください。
大丸松坂屋オンラインストアで
毎月15日から数量限定販売!
細部にまでこだわりデザインしたクッキー10種に、レーズンやコーヒー、塩、白ゴマなど定番人気の味も添えて。
ボリュームもたっぷりな可愛いクッキー缶が完成しました。
