二人三脚で淡路島から発信!
アツい男たちのメロン物語
合同会社 西村農商〈&my FARM〉
淡路島の洲本市で、メロン栽培を手掛ける果実農園〈&my FARM〉。代表・郷田さんは、会社員から農家へ転職。業務執行社員・内藤さんは、IT系の会社を経営しながらUターンで淡路島へ。主に運営を担当。「淡路島に新しい名産を!」を胸に、淡路島メロンプロジェクトを始動。未知の世界へ飛び込んだふたりだからこそ、柔軟な発想でメロン栽培に挑戦中。
「洲本でメロン!?」
驚きを現実にした熱い想い
郷田さんと内藤さん、そして滋賀に住む後輩の3人は、魚釣りの仲間。郷田さんは会社員、内藤さんは会社経営者、後輩は滋賀で「守山メロン」を栽培しています。ふたりが「釣りに行こう!」と誘っても、「今はそれどころじゃない」と断られる時期があります。ある時、郷田さんが会社の事情で退職することに。再就職を考えた時に、後輩が一生懸命育てているメロンに興味が湧きました。もともと高校まで淡路島に住んでいたこともあり、淡路島でメロンを育ててみたら?と考えました。さっそく、淡路島で就農面接に参加した郷田さん。「洲本でメロン!」と面接官たちが顔を見合わせるほど驚かれたそう。野菜やフルーツの栽培が盛んな淡路島でメロンが育たないわけがない!と、調査。日照時間はもちろん、土地のpHや水はけのよさなど、メロンの栽培に適していることが判明。後輩に相談しながら、メロン栽培に向けて走り始めました。
“終農”から“就農”へ!
農地を再生し、新たな命を育てる
実は建築関係の仕事もしている内藤さん。そのつながりから、使っていない田んぼをなんとかしてほしいという情報が届きました。メロン栽培のハウス第一号の誕生です。栽培を担当するのは、郷田さん。会社員時代は、工場で製造を担当していました。ものづくりが得意なタイプで、魚釣りのルアーも手作りするほど。実家が農家をしていましたが、自身が携わるのは初めて。しかし、「作る」という工程が得意な郷田さんはメロン栽培にハマりました。ビデオ通話で後輩に相談、参考にしながらも淡路島の環境に合うよう試行錯誤。メロンは非常にデリケートな植物で、風が当たると網目のような模様に影響が出ます。水加減はサイズを左右します。できる限り農薬を使わないようにと、朝夕はハウス内を歩いて虫がいないか見回ります。収穫前になると、風向きや天気が変わればハウスへダッシュと、油断なりません。苦労の末、放棄されていた土地に立派なメロンが育ちました。
メロンでできることは?
世の中にはアイデアがあふれている
メロンの栽培がうまく回るように、そしてできたメロンを多くの人に届けるためにと運営や販促を担当するのは内藤さん。経営者としての豊富な人脈や、ネットの世界にも詳しい特技をいかしてサポートします。実は農家はお金がかかる職業。ハウスを建てたり、苗を買ったり。でも育つまではお金になりません。収入になるまでどう運営するのか。「アイデアはもらうもの」と内藤さん。例えば、1つの実に栄養を集中させるために間引く「摘果メロン」。ハウス1つで60kg採れるほど大量の摘果メロンは瓜のようなもの。ピクルスにしてみたり、カレー屋さんに託してみたり、巻き寿司のきゅうりの代わりになるのでは?と挑戦してみたり。また、売り物にならなかったメロンはシロップにしてソーダにしたり、メロンビールを作ったり。日々の中で見つけたアイデアを拾っては、形にしていきます。
伸び代しかない!
「淡路島メロン®︎」の輝く未来
ふたりがこのプロジェクトをスタートさせたのは、2025年。ようやく1年を過ぎたところです。メロン栽培は、去年の夏にはじめ、冬メロンにも挑戦し、ようやく今回が3作目。「早く来年のメロンを作りたい」と郷田さん。育てる間に出てくる「こうすれば。ああしたら。」を早く試したいとウズウズするのだとか。温暖化の影響もあり、農家は温度との戦いだといいます。一つひとつを体で感じ、調整し次にいかします。古くから食の宝庫・御食国と知られる淡路島ですが、瓜系の農作物が少なかったことが幸いし、メロンも病気にかかりにくいそう。手をつける人がいなかった“淡路島でメロンの栽培”は、大変ながらもやりがいの多い仕事となりました。今後は海外への販路も考えているという内藤さん。お互いそれぞれの得意分野があるからこそ、新しい未来が広がっていきます。会社の名前「合同会社 西村農商」は、淡路島に住む郷田さんの母方の祖母の名前から。名を受け継いで、土地を再生して、淡路島から新しい物語を育てる。ふたりの強い想いを秘めています。
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「〈&my FARM〉=自分の農園と。」自分の農園のように親しみを持ってもらえる場所にしたい。そんな想いを託したのが「淡路島メロン®︎」。海風と太陽の恵みを受け、愛情たっぷりに育てあげた自慢のアムスメロンの芳醇な香りと、とろけるようなジューシーさを味わってください。
