ベーシックを軸にどう遊ぶか。
それが革小物のオーダーの秘訣。

　　

一瞬、日本生まれ？ と錯覚するブランド名の「MAISON TAKUYA（メゾン タクヤ）」。実は、フランスのブランドです。創業者兼デザイナーのフランソワ・ルッソ氏が生粋のフランス人でありながら、大の日本好きであることから、“匠”や“卓越”などの意味合いをブランド名に込めています。

2008年にスタートした「メゾン タクヤ」は、まずスマートフォンケースで注目され、その後、上質なレザーを使った財布やバッグなど、シンプルでいてセンスが光るデザインのアイテムにより、コアなファンを増やしてきました。

日本では直営店がまだ少なく、大丸心斎橋店は中でも規模が1番大きく、関西では唯一、通年でオーダーサービスを実施しているショップです。バッグやスマートフォンケースでもカスタマイズは可能ですが、今回は、財布のオーダーメイドにフォーカスしました。

オーダーメイドが可能な財布は、コインケース付き二つ折り長財布「TT2 Wallet」（既製品は69,300円＊以下すべて税込価格)）、ラウンドジップの長財布「N2_TT6」（既製品は86,900円）、コンパクトウォレット（既製品は42,900円）など。既製品価格の20％がオーダー料としてプラスされます。さらに、ステッチやコバ（財布の革の断裁面、ヘリのこと）の色をオーダーすると、それぞれ10％のチャージとなります。

「TT2 Wallet」で使われている素材は、ドイツでも最上の牛革に特化した、なめし工場が手がけるシュリンクカーフ。型押し加工ではなく、素材そのものの構造から現れる天然のシボが特徴で、1枚1枚違った表情を見せ、強い収縮性と高い弾力性を持ったレザーです。

オーダーできるシュリンクカーフのカラーバリエーションは22色。きめ細やかでソフトなタッチのイタリアンラムを使用した裏地は、10色の中から好みの色を選んでオーダーが可能です。

「ベーシックでどう遊ぶかが、重要になってくるかもしれませんね。たとえばコバにあまり突飛すぎる色を使うと悪目立ちしてしまうことが多い。表地と同系色のコンビネーションにするとか、さりげない色使いが上品に見えると思います」と店長の田中和彦さん。

田中店長がおっしゃるように、色の組み合わせは難しい部分があるかもしれません。しかしそれだけに、自分の好みとセンスに合わせて、他にはない1つをカスタマイズする楽しみがあります。

さらに、ステッチの色もオーダーできるのも魅力で、全18色が用意されています。

「ステッチの色は、コバほど目立つことはないので、好きな色を使うのもいいと思いますよ」と田中店長。

上質なレザーを使い、シンプルでありながらセンスのいいデザインの「メゾン タクヤ」の財布。オーダーメイドは、約3〜4カ月で納品されます。

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〈MAISON TAKUYA｜メゾン タクヤ〉大丸心斎橋店本館6階
電話番号：06-6241-3008（直通）

●カスタムオーダーのアイテムについて
財布では、コインケース付き二つ折り長財布「TT2 Wallet」、ラウンドジップの長財布「N2_TT6」、コンパクトウォレットなどのカスタムオーダーが可能。また、バッグやスマートフォンケースなどのカスタムオーダーも行っています。
＊内容によってはできかねる場合もございますので、予めご了承ください。

●オーダーから完成までの期間
ご注文の後、約3〜4ヶ月で完成。

● オーダー商品価格の一例
・コンパクトウォレット　税込51,480円
（既製品価格　税込42,900円＋オーダー料金20％［税込8,580円］） ＊ステッチやコバの色もオーダーすると各10％のチャージ料金が加算されます。

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※この記事の内容は2021年6月1日に公開された時点のものです。

写真／沖本明　取材・文・編集／蔵均　WEBデザイン／唯木友裕（Thaichi）　制作・編集／河邊里奈（EDIT LIFE）、松尾仁（EDIT LIFE）

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