SHINSAIBASHI BEAUTY

新たな扉を開く、
ビューティ・クルーズ。

MAGAZINE2023.07.03

美容のプロが全力推し!2023年上半期ヒットコスメ

脱マスクをはじめ、ライフスタイルに大きな変化が起きた2023年上半期。美容への向き合い方もより自由に、よりプレイフルに! 美のプロたちが推すコスメにもそんな時代の空気感は表れています。

  

林由香里|ヘア&メイクアップアーティスト
トレンドの中にレディなムードを潜ませたメイクは多くの女優やモデルから絶大な指示を得る人気ヘア&メイクアップアーティスト。雑誌のカバー、広告、TVなど多方面で活躍中。インスタグラムは@yukarihayashi

中川知春|美容ライター
美容ライター・エディター。美容雑誌やファッション誌を中心に執筆中。注目の女優、タレント、美容家へのインタビューや美にまつわる書籍も多数手がけている。根っからのミーハーで、最新コスメに目がない。インスタグラムは@chii_bo

戸塚真琴|美容ライター
美容エディター・ライター。ファッション誌や美容雑誌をメインに活動。美容記事はもちろん、トレンドカルチャーやアイドル、食や猫など執筆ジャンルは多岐に渡る。猫好きが高じて、猫の殺処分を題材にした絵本の制作などにも携わる。インスタグラムは@acosu


2023年上半期の撮影で最も使ったコスメ
ヘア&メイクアップアーティスト 林由香里さんセレクト

  

「春夏ならではのカジュアル感やヌケ感はありつつ、どこかレディなムードを感じさせるメイクが気になった今期。

毎シーズン、名品がリリースされるルナソルのアイカラーレーション 19もさすがのクオリティ。ほんのり赤みを感じさせる4色で、レイヤードするたびにまなざしに深みが増していきます。オレンジ系の18番も人気でしたよ!

純白のまばゆい輝き*でメイクに“華”を添えるエレガンス ラズルのスターアイカラーも今期のヘビロテアイテム。ポイントで目頭や黒目下に輝きをオンするトレンドのメイクに活躍してくれました。光の反射で瞳がうるっと見えるし、透明感*も上がります。

マスク着用が個人の判断になったことでますます注目が集まるチーク。RMKのピュアコンプレクションブラッシュ は、オレンジとブラウンが絶妙なバランスで暖色系のメイクにも寒色系のメイクにも似合う。ヘルシーな存在感で全体のバランスをほどよく整えつつ、“オシャレさ”までプラスできるところが魅力です」(林さん)

*メイクアップ効果によるもの

< Elégance RAZZLE >

まぶたをきらめきで彩る
強い光のラメシャドウ

大きさの異なるラメやパールがぎっしり。光の角度で輝きの色が変化するプレイフルなラメシャドウ。密着力も高く、ラメ飛びしにくいのも魅力。

エレガンス ラズル

スターアイカラー S03

税込2,750円

     

< RMK >

溶け込むように色づいて
ヘルシーな血色感*を宿す

透明度の高いパウダーを採用することで、肌に溶け込むようになじんでまるで“自前”な血色感*に。02はブラウンのニュアンス入りでシェーディングにも使えるアンバーオレンジ。05はピュアな血色感*を肌に宿すフレッシュなオレンジ。

RMK

ピュア コンプレクション ブラッシュ

02、05(全10色)

各税込3,630円

ONLINE STORE

*メイクアップ効果による


トレンド顔になれるコスメ
ヘア&メイクアップアーティスト 林由香里さんセレクト

「体温を感じさせる*色みや光で、顔のメリハリをさりげなく際立たせる*のが今期のメイクトレンドのひとつ。

スナイデル ビューティのフェイス スタイリストは、こなれたムードのブラウンベージュで大人っぽくも今っぽくも使える名品。これだけでも印象的な目元が作れますが、強めのラメや同系色のアイラインと合わせるのもおすすめ。

トレンドメイクに欠かせないハイライトのおすすめは、クレ・ド・ポー ボーテのル・レオスールデクラの22。まぶたの上からこめかみまで、じわっとのせると体温を感じさせる*ツヤ感に。立体感*と血色感*の両方を肌にもたらしてくれます。

今期多かったピンクパレットの中でもイチオシはこちら。アディクションのザ アイシャドウ パレット 102は、じんわりとした温かみとフレッシュさが共存した色みがさすが。単色で使っても、4色を組みあわせてグラデにしてもイマドキな目元になれますよ」(林さん)

*メイクアップ効果によるもの

< SNIDEL BEAUTY >

選りすぐりの洗練されたベージュ
マチュアなアイカラーパレット

昨年限定品として発売された際には、瞬く間に完売したパレットが今期定番品として復活! 目元の立体感*をやすやすと掘り起こす4色のシャドウに、ハイライトをプラスして使いやすさひとしお。

スナイデル ビューティ

フェイス スタイリスト 02

税込6,380円

*メイクアップ効果によるもの

< clé de peau BEAUTÉ >

360度どこから見ても美しい
上質な光を放つハイライト

トゥーマッチにならない上質な光で人気のハイライト。22はブラウンやベージュをミックスすることで、血色感*も感じさせるツヤ感に。頬骨に沿ってふわりと入れれば、骨格美*を簡単に強調できる。

クレ・ド・ポー ボーテ

ル・レオスールデクラ 22

税込9,350円

*メイクアップ効果によるもの

< ADDICTION >

洒落た世界観を表現できる
4色のピンクパレット

洒落た世界観を表現できるアディクションらしいピンクパレット。きらめくソフトピンクからまなざしに深みを出すローズまでそれぞれ魅力的な表情を引き出す4色がIN。

アディクション

ザ アイシャドウ パレット 102

税込6,820円


大人盛りを叶えるピンクコスメ
美容ライター 中川知春さんセレクト

「大人がピンクを使うと “イタい”印象になってしまうのでは? そんな不安を、今期の優れたピンクアイテムたちが払拭してくれました。

クリームとパウダーの質感の妙、そして今の気分をぎゅっと詰め込んだ色のチョイスで毎シーズン人気のバランシングネクターのディメンショナルビジョンアイパレット。オレンジとピンクといった一見ハードルの高そうな色の組み合わせですが、ほのかなくすみカラーを取り入れることで肌なじみがアップ。色を感じさせつつ、大人っぽい仕上がりに。個人的なおすすめはアイホールのくぼみに右上のピンクをしっかりめに発色させ、目尻とキワを左側のコッパーオレンジで柔らかく締めるアイメイク。目元がぼやけがちな大人の目に立体感*と洒落みを与えてくれます。

SUQQUのカラーライナーも大人が臆さず使えるさすがの発色。ミルキーなボルドーは、ピンクメイクの締め色としても最適。黒やブラウンよりもなじみがいいので、しっかり太く描いても悪目立ちしないのも嬉しいポイントです。これで目尻を引き上げずまっすぐ&長めにラインを引き、暖色系のシャドウで軽くぼかしてあげると自然なデカ目効果*が!

マットすぎず、ツヤすぎず。バランスのよい質感と旬なカラバリ、そしてスムースな塗り心地が魅力なのはSHISEIDOのテクノサテン ジェル リップスティック。どの色も素敵ですが、特にFuchsia Flux/422は纏うだけで気分もあがる鮮やかなフューシャピンク! これを塗るだけで旬顔になれるIt カラーです。大胆に塗るのも素敵ですが、コーラルベージュなどのなじむカラーをベースに仕込んで、中央から指でポンポンと色を広げていくとグンと肌なじみが高まりデイリー使いしやすくなりますよ。

最近、メイク撮影で多くのヘアメイクさんたちが取り入れているのが、淡色のチークを頰に広く薄くぼかしてコントロールカラーのように肌の明度*と彩度*を上げるテクニック。それにぴったりなのがアンプリチュードのコンスピキュアス モノチークスの5番。目に見えないほどの微細なパールを配合したほのツヤ発色、ごくごく淡いベビーなピンクでハッピー感のある肌色を演出してくれます。頰全体に淡くぼかしたあと、頰の高い位置に重ね塗りすると立体感*がさらにアップ!」(中川さん)

*メイクアップ効果によるもの


大人のくすみ肌*1を救う肌ツヤ爆上げチーム
美容ライター 中川知春さんセレクト

「つややかで透明感のある肌は世代を問わずスキンケアの目標となるキーワードですが、大人がそれを手に入れようとするとなかなかに大変なもの。ただ、今期はただ洗うだけ、取り入れるだけで、晴れやかな肌に導いてくれる名品がザクザク! 単品使いでも頼もしい効果をもたらしてくれますが、チームで使えばスピード感が段違い!

不要なものをオフして後に続くアイテムの受け入れ態勢を万全にする“落としモノ”アイテムのイチオシは、エクシアのブラックミネラル。スクラブなのですが感触がとことんジェントル。顔全体に塗って30秒〜1分くらい放置した後、ぬるま湯でちょっとゆるめてマッサージするのですが、洗い流した後のつるんと感、肌本来のクリアな明るさが秀逸!

今回でなんと7代目!コスメデコルテの人気ブライトニング美容液がまたまたアップデート。ホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト[医薬部外品]は、美白*2有効成分コウジ酸の配合により、メラニンの生成を抑えて、シミ・そばかすを防ぎ、保湿成分、夏白菊エキス*3配合で、肌をなめらかにする名品です。サラッとしていてベタつきにくいので、いつものお手入れにプラスオンしやすいのも魅力です。

肌の濁り*1を引き起こす、ゴワつき対策ならカネボウのラディアント スキン リファイナー。拭き取り化粧水なのですが、摩擦感が少なく、古い角質や余分な皮脂、汚れをオフできます。デコルテや肘、膝、脇、かかとなどボディのくすみ*1対策にも使えます。

周囲の美容通たちが“もう手放せない!”と溺愛しているのが、SHISEIDOのオイデルミン。独自のケフィア発酵エキス*4をはじめとした美容液級の潤い成分配合のこの化粧液は、使い続けるほどにハリのあるつややかな肌に。乾燥によるくすみやキメ乱れ対策の相棒的存在」(中川さん)

*1 乾燥や古い角質層による。*2 メラニンの生成を抑え、シミ、ソバカスを防ぐ。*3 ナツシロギクエキス・濃グリセリン(保湿) *4 ケフィアエキスとグリセリンを配合した、保湿成分。

< ALBION >

パックとスクラブ。二段階の
アプローチで透明肌を目指す!

漆黒のベースがなめらかにのび広がり肌に密着。パック後に水を加えてマッサージすることでスクラブ状に変化。肌の汚れや不要な角質を絡め取ってクリアな肌に。

アルビオン

エクシア ブラックミネラル

150g

税込8,800円


旅先で頼れるケアコスメ
美容ライター 戸塚真琴さんセレクト

「長いコロナ禍を経て、いよいよ旅も解禁! それに呼応するように、今期は旅に役立つ優れたアイテムが続々とリリースされています。

飛行機の機内やホテルの空調、リゾートならば強い紫外線など、旅行中は乾燥に悩まされることが多いもの。THREEのバランシングネクターシリーズは、乾燥しがちな旅先のホテルでもうるおいをキープ。意外と乱れがちな旅先の肌に潤いをもたらしてくれます。シトラスハーバルの香りも爽やか!

旅先ではアクティブに動き回りたい性格なので、汗をかきやすい暑い季節には、ニオイのケアにも気を配っています。ジバンシイのイレジスティブル ボディミストはエレガントさもありながら、心地よい爽やかな香りのミスト。ボディミルクと併用すると香りがより長持ちするのでおすすめ。頭皮のニオイ対策には、アヴェダ スカルプソリューションリフレッシングプロテクティブミストを。シュッと頭皮に吹きかけるだけで、お風呂上がりみたいな爽快感が。仕事中、行き詰まったときにも頼っています(笑)。

日焼け対策も夏の旅のマストケア。私はベタつきが少なく、高性能なSUQQU プロテクティング デイ クリームに頼っています。まるでスキンケアクリームのように軽くて肌にさっと溶け込むのに、ベタつきにくい日焼け止め。できるだけ肌に負担をかけず、かつ不快感のないアイテムを使いたい人におすすめです!」(戸塚さん)

< GIVENCHY >

チャーミングな香りの
ミストを纏ってドレスアップ!

人気フレグランス、イレジスティブル オーデパルファムの香りを全身に纏えるボディミスト。ボディをみずみずしく整えながら、華やかなローズとブロンドウッドの香りを楽しんで。

ジバンシイ

ランテルディ ボディ ミスト

100mL

税込6,380円

      

今どき肌になれるベースアイテム
美容ライター 戸塚真琴さんセレクト

「カバー力、薄膜感、そしてなめらかさ。今期もさまざまなベースメイクの名品が私たちを楽しませてくれています。

大人の上質肌を手に入れたいなら、クレ・ド・ポー ボーテのタンクッションエクラルミルがオススメ。みずみずしく潤い、肌に上品なツヤが生まれます。テクニックレスにポンポンとのせるだけで、潤い溢れる素肌を手に入れることができちゃう優れモノです。

秀作揃いのジルスチュアートの下地の中でも、このブライト&スムースセラムプライマーは、気になる毛穴の凹凸や肌のアラを最初からなかったかのように*自然にカバーしてくれます。ツヤとマットのちょうど真ん中みたいな肌に整えてくれるので、塗るだけでトレンド感も出せます。軽やかなテクスチャーも素晴らしい。

顔の中心はどうしても皮脂が出やすく、ベタついてメイクが崩れがち。そんなときでもボビイブラウンのリュクス ラディアンス ルース パウダーをメイクの上からふわっとのせるだけで、ベタつきをカバー*して、ごく自然な美肌へと導いてくれます。メイク上手になったかのような肌の仕上がりになれる今期のお気に入りパウダーです」(戸塚さん)

* メイクアップ効果によるもの

< clé de peau BEAUTÉ >

高保湿にこだわって
長時間、美肌をキープ!

表情の動きに寄り添って、ツヤとカバー力を追求。さらに、独自の“グロウリッチハイドレーティング”仕様でみずみずしく、なめらかなツヤ感としっとりとした保湿感がロングラスティング。

クレ・ド・ポー ボーテ

タンクッションエクラ ルミヌ(レフィル)

SPF25・PA+++、全6色

税込7,700円

ONLINE STORE

ケース

税込3,300円

ONLINE STORE
      

写真/植田翔 スタイリング/仲本結 企画・文/中川知春 企画・編集/戸塚真琴 WEBデザイン/唯木友裕(Thaichi) 制作・編集/河邊里奈(EDIT LIFE)、松尾仁(EDIT LIFE)

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