Shangri-La 〜桃源郷〜  中北紘子展

■5月21日(水)→27日(火)〈最終日は16時閉場〉

「作為と無作為の共存」をテーマに制作を続ける中北紘子。
大人が持つ打算(作為)と、子供が持つ純粋な感情(無作為)という、相反する要素を共存させて表現することを作品のテーマとしています。
本展では新作「Shangri-La(桃源郷)」を含むシャンデリアをモチーフとした作品と、儚い美の象徴である花の作品を中心に過去作から最新作までの30数点を一堂に展示いたします。
一見華やかに見えるパーティーの場ですが、そこは人々の様々な作為が渦巻く場であり、ひとたびパーティーが終わると、華やかな場はたちまち失われてしまいます。
中北がシャンデリアを繰り返し描くのは、そのような儚い人間の世界を大らかに見守っているかのような存在への憧憬のためであるといいます。
人間社会の機微を華やかな画面に重ね合わせた中北紘子の作品世界をどうぞお楽しみください。

"Chandelier" no.20241212
"Chandelier" no.20241212
2024年
油彩、銀箔、パール・キャンバス
素材協力:TASAKI
91.0×91.0cm
税込1,980,000円
Willow tree no.20220420
Willow tree no.20220420
2022年
油彩、砂、水晶、金箔・キャンバス
80.0×100.0cm(F40)
税込1,650,000円
Merry-go-round
Merry-go-round
2017年
油彩、砂、ペン・キャンバス
46.0×36.0cm(F8)
税込605,000円