高村総二郎展 -挑発する芸術-

■11月13日(水)→19日(火)
〈最終日は午後5時閉場〉

近年、世界的に流行しているけどワカラナイといわれている現代アート。 その難解な芸術を日本人らしい手先細やかな伝統技術と技法で、絵画表現を離れずにコンテンポラリー・アートを直感的に表現する高村総二郎画伯。彼の描くカップヌードル作品は、まるでアンディ・ウォーホルへのオマージュ作品の様でもあります。
しかし、実は日本人の得意とする許容から模倣、そしてより高度へ昇華させる器用さを体現した作品であり、This is Japan のアイコンの一つである日清カップヌードルを描く事により、日本画の伝統技法と西洋のアクリル絵具、新しい日本食文化の象徴とを融合させる事で、ポップでありながらよりMade in Japanを感じさせる作品を表現しています。
今回は、人気シリーズのカップヌードル作品に加え、ギリシャ・ローマの石膏像(レプリカ)に日本の浮世絵をプロジェクターで投影し描く、纏シリーズも併せてご紹介いたします。西洋と東洋、立体と平面、白黒とカラーを対比させ、技法的にはアクリル絵の具と日本画の絵の具の両方を使用したシュルレアリスム的アプローチから生まれる新しい美をご堪能ください。

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「カップヌードル BLACK GOLD CHECKERED PATTERN M」 41.0×41.0cm
6S 和紙に墨、胡粉、金属粉、アクリル絵の具
2019年 240,000円+税
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「カップヌードルカレーGOLD DOTS M 」 41.0×41.0cm
6S 和紙に墨、胡粉、金属粉、アクリル絵の具
2019年 240,000円+税
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「シーフードヌードルBLUE DOTS M」 41.0×41.0cm
6S 和紙に墨、胡粉、金属粉、アクリル絵の具
2019年 240,000円+税
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「カップヌードルWHITE DOTS」 41.0×41.0cm
6S 和紙に墨、胡粉、金属粉、アクリル絵の具
2019年 240,000円+税
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プロフィール

  • 1965年 大阪府に生まれる
  • 1988年 京都市立芸術大学日本画卒業
  • 1998年 大阪市咲くやこの花館芸術祭‘98/咲くやこの花館 大阪
    東京都夢の島熱帯植物館芸術祭‘98/夢の島熱帯植物館 東京
  • 1999年 地球散歩/夢の島熱帯植物館 東京
  • 2004年 第10回尖展/京都市美術館 2013年まで
  • 2007年 京都の呼吸力尖東京展/佐藤美術館 東京
  • 2008年 第27回損保ジャパン美術財団選抜奨励展/東郷青児美術館 東京
    第4回トリエンナーレ豊橋星野眞吾賞展/豊橋市美術博物館 愛知
  • 2011年 第5回トリエンナーレ豊橋星野眞吾賞展三頭谷鷹史推奨/豊橋市美術博物館 愛知
  • 2013年 今日の墨の表現展/佐藤美術館 東京
  • 2014年 尖20回記念展/京都市美術館 京都
    第6回トリエンナーレ豊橋星野眞吾賞展準大賞/豊橋市美術博物館 愛知
    ホテルニューオーサカ心斎橋 大阪
  • 2015年 YUMI KATSURA GLORIOUS RIMPA/PAVILLON VENDÔME FRANCE
    第6回日経日本画大賞展/上野の森美術館 東京
  • 2016年 小学館 日本美術全集20巻に掲載
  • パブリックコレクション
    日清食品ホールディングス
    豊橋市美術博物館