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Lifestyle2021.01.08

第一印象はここで差が!? 京のエキスパート・若村亮さんが実践、香りのもてなし術

わたしの愛用品 〜使って実感、ほんとにいいもの愛しいもの。〜

京都の旅や本の企画をはじめ、さまざまなかたちで京都の魅力を発信している「らくたび」の若村さん。大丸京都店のそばにある京町家をオフィスとし、玄関ではお香を焚いて来客を迎えています。打ち水をした玄関庭を通り、ほのかな香りが漂ってくると、それまでの喧騒を一瞬にして忘れ、京町家のゆるりとした雰囲気に。月替わりでお香を選んでいて、1月は宮中歌会始の御題にちなんだ毎年恒例の数量限定品。かすかな甘みを含んだ清々しい香りです。たとう紙を広げると、御題をモチーフに日本画家 三輪晃久画伯による絵が描かれているのでお楽しみに。

〈松栄堂〉御題銘香 実(8本、簡易香立・たとう紙付き)税込550円
■6階 和文具・和雑貨売場
※数に限りがございます。売り切れ次第終了。

これ、なーに? 深い印象を残す、小さな秘密兵器

若村さんの愛用品のひとつ、いつも名刺ケースに入れているという、香りのカードです(色柄は他にも多彩にあり、若村さんは渋めカラーの幾何学模様がお気に入り)。全国各地で京都関連の講演やイベントを行う中、ほのかな移り香がする名刺を差しだすと、京都らしいと喜ばれ、しっかり覚えてもらえるとか。何かの匂いで、ふと懐かしい場面を思いだすことがあるように(プルースト現象と呼ぶそうです)、五感の中でも嗅覚は特に記憶や感情と密接だと言われています。心地いい香りとともに記憶に刻まれるなんて、素敵ですね。

〈松栄堂〉ふみか みや小板(2入)税込770円
■6階 和文具・和雑貨売場

自身のために、そっとしのばせる奥ゆかしい香り

こちらは、若村さんが本のしおりとして愛用。仕事柄、京都や歴史関連の本を読むことが多く、ページをめくるたびに、ほんのり香りが漂うと、落ち着いて気持ちよく没頭できるそうです。楚々という名前のとおり、つつましく上品な香りなので、お財布に入れたり、手紙に同封したりという使い方も。ちょっとした京都みやげにもおすすめです。

〈松栄堂〉ふみか 楚々(3入)税込275円
■6階 和文具・和雑貨売場

※本記事の内容・価格はホームページ掲載時の情報です。
予告なく売り切れ・価格変更・終了する場合がございますのでご了承ください。