
神戸学院サイエンスLab. ~おもしろ科学実験!~
開校日:2025年8月2日
■内容
神戸学院サイエンスLab. ~おもしろ科学実験!~
■講師
神戸学院大学 薬学部 科学クラブ


夏休み特別企画として3日間開催するプログラムの第2回目にあたる今回のワークショップには、小学生とその保護者30組75人が参加しました。
「人工いくらでウォータードームを作ろう!」「クロマトフラワーの花束を作ろう!」の2種類の実験を各6回実施しました。
今回の企画は、当日整理券を配布しましたが、開店と同時に整理券を求める長蛇の列となり全6回のプログラムはほぼ満席となりました。

「人工いくらでウォータードームを作ろう!」では、昆布やワカメの粘りのもととなる成分であるアルギン酸ナトリウム水溶液を、スポイトを使って塩化カルシウム水溶液にぽたぽたと落とし、ゼリー状に丸く固まる様子を見る実験を行いました。この反応は食用人工いくらの製造にも利用されています。
今回の実験では、試験管毎に着色したアルギン酸ナトリウム水溶液を複数用意し、参加者は水溶液をスポイトで水の入ったクリアボトルに垂らし、色とりどりの人工いくらができる様子を観察しました。
また、自由に描いた魚や飾りをボトルに入れ、自分だけのミニ水族館を作って楽しみました。

「クロマトフラワーの花束を作ろう!」では、水性ペンで色をつけたコーヒーフィルターを水に浸し、色素が分離する様子を観察しました。
見た目は1色の水性ペンから、色が分離して元の色とは違う色が現れ、フィルターの上にきれいなグラデーションができる様子に、子供たちは驚いていました。
着色したコーヒーフィルターを花びらとして、クロマトフラワーを作成。最後に、科学クラブの学生が作成したクロマトフラワーを1本プレゼントし、好きな色のリボンと包装紙で包み、自分だけの花束を作ることができました。
参加者からは「学生さんがとても優しく教えてくれたので子供も楽しめました」「学びながら、作成できるイベントでよかった」などの感想がありました。


