「もとまち こども大学」はじめてのお金リテラシー ~自分の人生をイメージしてお金との付き合い方を学ぼう!~

開校日:2023年8月13日

■内容

はじめてのお金リテラシー ~自分の人生をイメージしてお金との付き合い方を学ぼう!~


■講師

神戸学院大学 経済学部 准教授 石田 裕貴 先生


今回のワークショップは、夏休み特別企画として6日間開催するプログラムの最終日。
参加者のみなさんに、就職、結婚、子ども、養育、住宅、資産運用、保険などの人生の様々な選択を考えてもらうことで、それらの選択にかかわるお金の流れを把握し、お金の面から自分の未来をイメージしていただきました。

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まず最初に、お金リテラシーとは何かについて学びました。
お金リテラシーとは「お金に関する知識を理解して、活用する能力のこと」で、上手にお金を「稼ぐ」「使う」「貯める」「借りる」「増やす」ことが必要となります。

「お金は人生を豊かにしてくれるのでとても重要ですが、お金が全てではなく、人生を充実させる経験や感情も同じくらい重要です。このバランスを考えることが非常に大切です。」と石田准教授からの説明があり、子どもたちもそれを念頭に置いてワークショップに取り組みました。


そして、20代~60代までの暮らしを体験しました。
自分が選んだ将来の職業につき、給料をもらいます。そしてその給料を何に使うのかを学生スタッフと一緒に考えました。
「海外旅行」「食事」「ペット」「衣服・装飾品」など自分が選んだもののシールを「人生ノート」に貼っていき、各シールに応じて「つながり」「健康」「仕事力」「思い出」という4種類のポイントが付与されていきます。


お金をいくら貯金して、いくら使うのか、そして何に使うのかを考える子どもたちの表情は真剣そのもの。
その後も、保険加入、株式購入、結婚、出産・養育、住宅購入などのイベントを石田准教授や学生スタッフのアドバイスをもらいながら自分だけの人生ノートを完成させることができました。


最後に自分の貯金額とポイントを確認して体験した人生を振り返りました。
特定のポイントが高い人、満遍なくポイントを振り分けた人、貯金を多く貯めた人など子どもたちの選択によって様々な結果となり、「もっとこうしたら良かった!」「この選択は正解だった!」など楽しくお金リテラシーを学ぶことができました。
今回のワークショップで学んだことを生かして、ぜひ今後の人生について考えてほしいと思います。



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