「もとまち こども大学」プログラミングカーで学ぶ2030年の社会変革

開校日:2023年8月11日

■内容

プログラミングカーで学ぶ2030年の社会変革


■講師

神戸学院大学 経済学部 教授 井上 善博 先生


今回のワークショップは、夏休み特別企画として6日間開催するプログラムの第4回目。
プログラミングカーをモーターカーに読み込ませて地図上で目的地に到着させる自動運転の疑似体験を通じて、未来の社会変革を一緒に考えました。

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まず最初に、プログラミングについて井上教授より説明がありました。
プログラムとは簡単に言うと、「コンピュータにさせる処理を、順番に書き出したもの」であり、プログラミングとは「コンピュータにやってほしいことを命令すること」なのです。
プログラミングによって仕事をオートメーション化(自動化)することで企業は人件費を削減でき、経営効率の改善につながることもあります。

企業経営だけでなく、プログラミングは私たちの日常にも幅広く普及しています。
例えばスマートフォンやゲーム、信号、冷蔵庫など私たちが何気なく使っているもの、見かけるものにもプログラミングの技術が使われています。
最近ではコンピュータに「〇〇の絵を描いて」と指示すると、自動でその絵を作成してくれる生成AIというものも現れています。


プログラミングの知識を学んだ後は、実際にプログラミングカーを使って目的地に行くためのプログラミング(命令)を体験しました。
「前に進む」「後ろに進む」「右に90度回転」「左に90度回転」「止まる」など命令ができるタグをかざすことで、思い通りにプログラミングカーを動かすことができます。
「〇〇を通って、××まで向かおう」というお題に最初は苦戦する子どもたちでしたが、井上教授や学生スタッフのサポートで徐々に目的地に到達する手順を考える力を養うことができました。


闇雲に指示を出すのでなく、事前に指示の順番を考えてシミュレーションしてから指示を出し、失敗したらどこが間違っていたか見直し、再び指示を出すことを繰り返すことで、プログラミング的思考の大切さを理解することができました。



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