UMEDA

大丸ミュージアム〈梅田〉 梅田店 15階

施設概要

大丸ミュージアム<梅田>概要・沿革

大丸ミュージアム<梅田>は、大丸他店に先立つ1983年大丸梅田店開店と共に、本格的な空調、照明、セキュリティー施設を持つミュージアムとして大丸梅田店の12階に開館されました。当時は1975年に日本初の百貨店ミュージアムが西武池袋本店に設立され、百貨店内ミュージアムの開館ラッシュが続いていた時代で、関西では初の本格的な百貨店ミュージアムといえるものでした。当初は年10本前後の展覧会を開催し、ファインアートから写真、絵本原画、陶芸、書に至るまで幅広く、話題性の高い内容で多くの方々にご愛顧いただきました。その後も、多くの方々に親しまれているミュージアム(イベントホール)として現在に至っています(1997年に15階に移設、2008年~2011年は梅田店改装工事のため閉館)。

展示面積及び壁面の長さ

面積:720㎡
壁面の全長:196m
※壁面は必要に応じて130mより196mまで自由に延長できます。

天井の高さ

天井は床より2.8m、中央部分は3.1mです。
入り口周辺および西奥南側などには2.6mの高さの部分が若干あります。

壁は、不燃ボードで仕上げられている固定部分と、火災予防処置されたクロスで仕上げられている部分があります。

照明設備

展示室は屋外光を入れないように設計されており、照明は蛍光灯及びスポットライト、およびLEDダウンライトの併用となっております。 蛍光灯 無紫外線蛍光灯が天井の上部に設置してあり、明るさは500ルクスですが、調光装置の操作により0%~100%まで調整が可能です(LEDダウンライト、蛍光灯ダウンライト除く)。 スポットライト システム天井部には移動可能のスポットライト設置のための配線ダクトレールが、1.5mのピッチで碁盤の目のように会場全域に取り付けられており、照度は展覧会の内容及び条件によって0~350ルクスまで調光装置の操作で調整が可能です(一部除く)。絵画の形に添った四角い照明も可能です。
スポットライトには、熱線カットのフィルターが取り付けられており、作品や資料を温度上昇から保護します。

空調設備

ミュージアムは24時間運転可能な独立した空調設備を備えており、芸術作品の保存のために、展示室内の温度をコントロールできるようになっております。必要に応じて加湿器5台を設置稼動いたします。ミュージアムコントロールルームに、館内の温度、湿度の表示機が備えられています。

防犯

防犯設備
  • ミュージアムのすべての扉、及びシャッターはセキュリティシステムが施されていて、夜間及び閉場日は警備室で監視します。

火災予防および消火設備

ミュージアムを含む15階フロアーは、完全な防火区画として、防火壁、防火シャッター、防火扉で保護されており、あらゆる構造物は防火材料を使用しています。ミュージアム外で火災が発生した場合は、煙感知器と連動して防火シャッターが降下し、火災がミュージアム内に広がるのを防ぎます。

火災報知器

天井に設置された火災感知器はビルの防災センターと連動しており、万一の場合は即警備員が現場へ急行します。

消火設備

会場内のスプリンクラー設置は、作品を傷つけないよう、誤って水の出ない配慮型の予作動式スプリンクラー設備となっています。※予作動式とは、スプリンクラーヘッドと火災感知器等の両方が作動しない限り放水しない方式です。